通貨と単位

Money and Measures

ref07_1

古代文明の築いたネットワークによって、この大陸のほぼ全土で文化が統一されました。二千年の時を経てそれらは様々な地域性・独自性を持つに至ったものの、今でも通用するものは多くあります。 その一つが通貨と度量衡の単位です。

お金の単位は「ゴールド(G)」、原子記号Auの金と同じ単語です。大破壊以降、貨幣は各国で独自に製造されていますが、その価値は大陸のどこでもさほど変わりません。1ゴールドは日本円にして約500円です。

その下に「シルヴェン」という1/100の単位がありますが、あまり使用されていません。1ゴールドの1/2の「ハーフゴールド(HG)」、1/4の「クォーターゴールド(QG)」、または小数点を使用して0.01ゴールドなどと呼ぶ方が一般的です。たとえば缶ジュースは一本1QGです。

この物語の国では、1ゴールドから100ゴールドまでの六種類の紙幣が使用されており、貨幣には1、5シルヴェン硬貨と1/4、1/2、1ゴールド硬貨があります。ちなみ現代では硬貨に金や銀が使用されていることはありません。

度量衡の単位には、この世界独自の単位が用いられています。しかし物語の表記上、いちいち「(1○は×メートル)」などと説明するのは大変なので、本文中では単位は国際単位系(SI)準拠に変換されています。したがって登場人物たちは、1メートルや50キログラム、20ミリリットルといった単位を使用しています。