魔法について

About Magic

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人類を脅かすモンスターが存在する一方で、人類もまたまったくの無力ではありませんでした。この世界には魔法が実在しているのです。

はるか神話の時代から現代まで、魔法は人類と共にありました。もちろん人類だけではなく、人類に匹敵する知能を持った生物も魔法を使います。

誤解されがちですが、魔法は「なんでもできる夢の超能力」ではありません。魔法では無から有を生み出すことはできないのです。魔法の力とは、重力や電磁波と同じように、この世界の法則に従って働く力です。したがって魔法を使うためには、なによりもまず世界の法則について理解する必要があります。魔法とは学問であり、理解を重ね訓練を積むことで習熟する技能なのです。中でもより学術的に体系化された魔法のことを魔術と呼び習わします。

この世界の魔法は大きく二つの体系に分かれており、使い手の区別から魔術師系魔法と僧侶系魔法と区別しています。また、どちらもその行使に真言という特殊な呪文を使用することから、魔法の使い手を総称して呪文使用者(スペルユーザー)と呼んでいます。