対特殊脅威実行部隊

C.S.M.T.

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現代においても、モンスターの脅威がまったく存在しないわけではありません。この物語上で名称の登場する対特殊脅威実行部隊(Counter Special Menas Team、略称CSMT)は、警察の一部隊であり、モンスターによる被害から人々を守るための専門部隊です。

彼らは対モンスター戦闘のスペシャリストで、専門知識を持ち、様々な環境下での戦闘訓練を積んでいます。装甲服に身を包み、重火器を装備して装甲車から降りてくる姿は、市民の信頼の対象であり、数百年前に廃れた冒険者を彷彿とさせるとも言われています。

CSMTは警察署ごとに分隊が置かれ、さらに4人から6人程度の班に分かれて行動します。各班はそれぞれに戦闘班、救助班、工作班、調査班などの役割を割り当てられていますが、都心部でも一つの署がその全てを擁していることはほとんどありません。そこで、各班にも戦闘・救助・工作・調査など各役割を担当する者が配属されています。また、CSMTは署の管轄を越えて連携を取りながら有事に当たります。

CSMTだけで対処できない事態が予想される場合は、警察の要請を受けて聖導庁から僧侶が派遣されることもあります。派遣された僧侶は嘱託僧兵(コントラクトプリースト)と呼ばれ、魔法によるモンスターの正体の識別や怪我人の緊急手当、また戦闘補助などを行います。同じく科学魔法庁から派遣魔術師が派遣されることもありますが、こちらはあまり一般的ではありません。強力なモンスターが出現した場合は軍隊が派遣されるからです。